Shunote2

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テレビが欲しかったので 後編

2016年8月3日 晴れ・くもり

 

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↓↓以下、前編の続き。↓↓

 

 PX-Q3PEは、PT3と同じくマザーボードに取り付ける、内臓タイプのチューナーであり、ノートパソコンに取り付けることはまず不可能である。

 

 「今ノートパソコンしか持っていないし、チューナーを取り付けられるパソコンを買うしかない。」

 

 そこで、テレビの視聴・録画と編集が行えるパソコンの構成を考えてみることにした。

 

  • CPUは Intel core i5 以上。(8番組同時録画できるように)
  • メモリは編集と録画が同時に行えるように、余裕をもって16GB程度。
  • OSは Windows 10 の 64bit版 で、SSDにインストール。
  • 録画データの保存は、容量も考えて3TB程度のHDD。
  • BDにも書き込みできるようにBD-Rドライブも取り付ける。
  • 動画編集時のグラフィック処理の負担も考慮して、最低限のグラフィック機能は欲しい。(GTX750程度)

 

 この条件に合うパソコンを探してみたが、どうも見つからないため、人生初であるパソコンの自作に挑戦してみることにした。

 早速このメモを持って秋葉原へ向かい、自作用のパーツを探しに行った。

 自作は全くの初心者のため、ツクモex館の自作の相談コーナーに先ほどの要件を伝えれば何とかしてもらえるだろうということで、相談と見積もりをして、スタッフさんにパーツ選びを手伝って頂き、なんとかパーツ一式購入まで行きついた。さらにアマゾンやヨドバシで周辺機器等を購入し、自作パソコンは以下のような構成になった。

 

  • 【CPU】Intel® Core™ i7-6700 3.40 GHz
  • 【CPUクーラー】Thermalright TRUE Spirit 120M(BW) Rev.A
  • 【メモリ】Crucial CT2K8G4DFS8213 16GB (8GBx2) DDR4
  • マザーボードASUS H170 PRO GAMING
  • 【電源】オウルテック FSP RAIDER RA650S
  • SSD】Crucial CT250MX200SSD1 250GB SATA 6Gbps
  • 【HDD】TOSHIBA DT01ACA300 3TB SATA600 7200
  • 光学ドライブ】 Pioneer BDR209XJBK/WS2 BD-R 16倍速書込
  • 【その他ドライブ】Akasa AK-ICR-19 USB3.0 内蔵5ポートハブ
  • 【グラフィックボード】玄人志向 GF-GTX750Ti-LE2GHD PCIExp 2GB
  • 【サウンドカード】マザーボード内臓
  • 【その他拡張ボード】PLEX PX-Q3PE 地デジ/BS/CSクアッドチューナー PCI-Express
  • 【ケース】Thermaltake CA1C800M1WN00
  • 【OS】Microsoft Windows 10 Home 64bit
  • 【キーボード】BUFFALO BSKBC16BK
  • 【マウス】ELECOM M-BL25UBSBK
  • 【ディスプレイ】ASUS VX239H-J
  • 【スピーカー】SANWA DIRECT B015EYDBCA
  • 【その他周辺機器】Gemalto USB-TR HWP117685 ICカードリーダ・ライタ
  • 【その他周辺機器】日本アンテナ S-UVSW 2分波器 出力側S-4C-FBケーブル50cm付属
  • 【合計金額】¥194,757 税込

 

 合計金額は約20万。自作にしてはちょっとかかりすぎな気もするが...。一式を買うとなると、このくらいはかかってしまうのだろう。

 

 その後、軽いパーツは持ち帰ったが、ケースやディスプレイなどの大きいものは後日配送して届けてもらうことになった。

 

 そして、3日ぐらいしてパーツが全部届いた。

 

 

 

 ようやくこの時が来た。早速組み立てるぞ...( *´艸`)

 

 まずは、マザーボードに部品を取り付けて認識するかのテスト。

 

 

 次に、レイアウト決め。

 

 

 最後に、クーラー取り付け。

 

 

 とりあえず完成。

 

 

 今度はWindowsとドライバ類のインストール。

 

 

 ちゃんと認識したっぽいので、ベンチマークソフトで性能を測ってみた。

 

 

 まぁまぁかな。

 ゲームするわけではないし、このくらいの性能で十分だと思う。

 

 パソコン自体が完成したので、いよいよ本命のチューナーを入れる作業だ。

 マザーボードに基盤を差して、USBカードリーダに事前に入手していた赤のB-CASカードをセットした。

 これは意外とすぐに終わり、ドライバ類と視聴ソフトもすぐに見つかったので、試しにNHKにチャンネルを合わせてみた。

 

 

 おぉ!ちゃんと写ったよ!

 

 テレビが映った瞬間の感動は忘れられない...(泣)

 

 あとは録画環境の整備が終わっていなかったので、ディスク管理で3TBのHDDをフォーマット。

 

 

 録画管理ソフトや動画編集系のソフトも入れて大まかなセットアップは完了。

 

 ひと段落したので、テレビ番組視聴時のCPU使用率を見てみることにした。

 

 まずは、地デジ、BSを1チャンネルずつ。

 

 

 

 そこまで使用率はいかないっぽい。

 

 今度は、このチューナーの最大チャンネル数(地デジ4チャンネル、BS/CS4チャンネル)を同時に流すとどうなるだろうか。

 

 

 すげえ。CPU使用率半分もいかないぞ。これはi7がすごいのかチューナーがすごいのかよく分からない。

 

 これで、テレビ番組の録画を編集しながらテレビライフを満喫できそうだ。

 

まとめ

  今まで自分は自作でパソコンを作りたいという目的があったわけでもなく、それらを作る必要もなく、自作パソコンの世界とは無縁であると思っていたのだが、ここにきて、まさかの部屋でテレビを観たいというきっかけから、この世界にあっさり入ってしまい、技術の世界はどこからどこにでも繋がっているのだなと強く感じた。

 今回のパソコンを作ってから早速テレビ番組の視聴や録画、編集を行っているが、そこで様々な問題や課題にぶち当たり、いまだ解決策が見いだせないものがいくつかある。それらを自分の力でじっくりと解決していくとことが、技術者になる身として求められていることであろう。

 また機会があれば、今度は録画サーバーの制作に挑戦してみようと思う。

 

あとがき

 ここまで筆者の無駄に長い文を読んでくださいましてまことにありがとうございました。

 7月中の大学の試験勉強等と重なってしまい、長らく更新が途絶えてしまいましたことをお詫び申し上げます。

 この記事はあくまでも日記であり、ここで紹介されているハードウェアやソフトウェアの細かな解説や導入方法を記述しているものではございませんので、もしこれらの解説や導入方法をお知りになりたい場合は、どうか別の紹介者さんの記事をご参照ください。

 もしこれらの機器の導入に関してご興味がある場合や、導入に関して何かご意見や簡単なご質問がある場合には、筆者の少ない知識の答えられる範囲でお答えいたします。

 ここで行われている「TS抜き」行為は筆者の自己責任のもと行っているため、この記事を読まれた方がこれらの行為を行って発生された不利益や法的処置に関しての責任は一切取りませんのでご了承を。